世界を旅する手段は思考③ 上位視点に立つ学び

社会学的考察

色々な見聞を広げた人は表現力に繋がる語彙力が豊富で、納得することが出来ますね。話に深みは失敗談や経験談を実際に体験したことによる現実味でカリスマ的な魅力を引き立てます。経験や体験はその後の上位の視点に立った時、初めて俯瞰や解決法として理解することができます。つまりまだ経験途上の思春期であれば「あの人は上から目線でものを言う」と反抗的に言ってしまうものなんですよね。


今度は思春期の仲間意識について考えてみると、仲間は必要であるようです。その仲間意識の中では、人間関係の様々なことを学びますが、いつかはその生きる世界の岐路に立ちます。現実的には学業期の卒業に押し出され、社会人になると自分で岐路を選ぶことになります。ただ、仲間意識の居心地の良さや安心感に依存してしまうと人は成長できないものになります。


そんな時に、もし自分が「上から目線」が気に入らないと思えたら、それは反骨精神が働いたときであるのですね。転職や場所を移動することが、必ずしも必要ではなくその時は、自立を促されている時と受けとめる時です。つまり保守的な仲間意識は、自分の内面の何も解決しません。自ら方向性を変えることが要求されているのです。(実際に相手がどのような姑息な手を使ったかは関係せず、そもそも相手の人生は関係しないくらいの余裕が欲しく、)現時点で、相手と同等の視点に立つことへの不満が自分の中に宿っていることを気づく時は、「下位視点から上位視点へ移る時期」を促されている時です。


しかしなかなか離れたくない人はその時期を逃します。気づきを得られないのはその思考です。依存型の人は、人が意見しても自分の考えに固執し、いつもグルグル同じパターンを繰り返すんですよね。(依存と依存は結びつく。本人さえも気づかない不遇さ!)