人は自分の見てきた世界を『普通』だと思う

日常

娘の結婚が近づき、顔合わせや婚姻届の話になった。

娘はInstagramを見ながら、「みんなこうしている」と話す。

婚約者は、お兄さん夫婦がそうだったから、それが普通だと思っていた。

私は少し違和感を覚えた。

そういえば、その日は1日中、「基準」を考えていた。

美容室では若い人はInstagramで担当者を選ぶ。

就職では大企業を辞めて中小企業へ転職した若者がいる。

結婚の形も昔とは変わった。

今は何が正解かというよりも、何を基準に選ぶかが人それぞれになった。

占いをしていると、それを強く感じる。

10年前は同棲の相談は今ほど多くなかった。

今は同棲して別れたという相談も珍しくない。

だから「この人と結婚して大丈夫ですか」と聞かれても、

「絶対大丈夫です」とは言えない。

人生はどっちにも転ぶことがある。

母は80歳を超えた。

私が若い頃なら反対したであろうことも、今は「そういう時代なんやね」と受け止める。

この違いは一体何だろうと考えた。

人は年齢を重ねたから変わるのではなく、その時代を生きる中で、少しずつ基準を書き換えていくのかもしれない。

だから私は占いで、「相性はいいですか」と聞かれたら、「どっちもあります。」と答えることが増えた。

大切なのは、正解を渡すことではない。その人が何を基準にして選び、何を大切にして生きて生きたいのかを、一緒に見つけていくことなのだと思っている。