シンボル

日本では耳たぶがふくよかで前に向き、すくうような形の福耳が良いとされています。耳は体の部位でもシンボルとしては重要な位置を占めています。内耳が渦巻きのような形をしていることから、カタツムリの体が殻から出てくるところに連想され、耳は誕生と関連付けられている。また古代の多くの文化圏では、大きな耳たぶは耳に装飾をするピアスやイヤリングをするための土台として、高貴さや功績の象徴ともされていました。
現在なら真っ先に病院に行きますが、古代ギリシャのピュタゴラス一派では、耳鳴りは神から霊感が降りる予兆であると信じられていたようです。中世のドイツの幻視者で神秘学者、ホリスティックの分野でフィジカを執筆し芸術分野にも長けた才女、修道女ヒルデガルトは、耳は、聴くことによって内面全体が揺さぶられる器官と記しています。

耳は心地よい音楽だろうが窓の外の工事現場の騒音だろうが勝手に拾ってくる。耳は新たな感情を派生し情報を拾い集めてくる器官としてとても重要であるから、良い情報に耳を傾けるために使いたい。教訓として王様の耳はロバの耳という寓話。耳の感度を良くして、情報の真意を正しく理解することも必要。耳には様々な体のツボがある。耳は硬いと血流が悪くなり柔らかいと健康、耳を揉む耳ヨガも意外にスッキリする。