天秤座

星座

天秤座は人間の成長段階では7番目、始動の空気、男性性、支配星は金星です。
乙女座では周囲の人へ関心を向け貢献しました。今回の天秤座のテーマは、地域的な人々との取り組みから離れ、自分を改善するための向上心で、別の社会への行動のプロセスを開始します。空気の性質は差異を知る二面性という意味で、多様な人と関わりながら自己と突き合わせていきます。そして支配星の金星が持つ美的で、芸術的、恋愛などにも、全体的な美しさの調和を求め、黄金比率を分析するような緻密さを併せ持ち、この天秤座の場所では、自己に美的な付加価値を与えるための目線で、好きなものへの感受性で人と関わっていきます。

天秤座の神話では、正義の女神アストレアは片手に善意を示す天秤を、もう片方には邪悪を示す剣を持ち更に目隠しをしていて、不正や私情を嫌いました。そして地上に人々が増えるに従い、不正がまかり通ることへ嫌気がさし、ついには天に帰ってしまいます。この神話的な象徴から、天秤座は勝ち負けではなく善悪で判断する主観性を持つことと、調和と品性を保ち慎重な平和主義であろうとする立場が気の迷いとなり、天秤座の冷静さや冷淡さの個性が、自己への客観視となり、人と距離を縮め本音で関わることへの段階の難しさ、課題となっていきます。