世の中には、メディアで活躍するような、惚れ惚れするような容姿の、モデルのような人がいる。それを完璧な美を持つ人とたとえると、ほんのひと握りにも満たないが容姿においては恵まれた人ではある。しかしそういう人達は孤高である場合が多い、なぜか知らないけれど。
占いをしていると、ウチの娘はこの先、結婚できるのかでしょうか？彼氏ができるのでしょうか？とおおよそ過保護に近い思いで心配する母上が訪ねてきたりもするのですが。そのような母上がもし完璧でガチガチな人であれば少し心配になったりもする、ぶっちゃけね。
人は実は完璧なものに面白みを感じない。かえってちょっと間の抜けた、面白い人間味のある母なら安心だったりもする。世の中にはIQの非常に高い学者のような人もいるけれど、大概、変人気質というか、人間味に溢れた場合が多い。面白いからメディアに載るとか、引き合いがあるのかもしれないが、最終的には人が求めるものは、どこか不完全な人間に向けられる、と私は少し思ったりもする。
占いには「不完全な美」、というキーワードがある。モデルであっても必ず、どこか不完全なところがあるに違いない。むしろ完璧を求めるパートナーが恐ろしい。
人間はどこか不完全だ。その度合いを気にしてどうするよ。ウチの娘は結婚できるのでしょうか？ぶっちゃけ、そのような母上の子であるなら、面白いに決まってる。ありのままの不完全な自分を愛でる開き直り。最終的には愛嬌を人間はは好む生きもの、そう私は思っている。
