射手座は人間の成長段階では9番目、変化の火、男性性、支配星は木星です。射手座から後の星座は、トランスパーソナルな星座で、個人の意識は身近な共同体よりも社会構造的なものへ向けられていきます。
蠍座の段階では、集団のコミュニティーの中で感情の繋がりや洞察力を働かせ、共存する必要がありました。人間の洞察力は、紀元前に230万年間続いた石器時代に備わった習性でもあるそうです。射手座は、その後の縄文時代に例えることができます。放浪せず竪穴式住居に住み、狩猟採集生活が始まると、その集団から抜け出て個人でも他の集団と渡り合い、獲物の狩りの様子の違いや、文化や思想の違いを知ることになります。射手座は、感情の繋がりの集団へ背を向け、社会構造体の他の集団への興味、多様性や宗教や思想、文化の存在へ関わり、その上で戦っていく意欲を持つ段階となります。
射手座の神話は半身半馬のケンタウルスで上半身は精神的、下半身は野生的な行動。アメリカの多民族国家の様子は射手座的です。宗教性や思想、文化を受け入れる平等性と、その環境の自由さの中でディベートは盛んで、自由と権利を勝ち取る様子は射手座の具現化のようです。射手座はスポーツとも関連され、「変化の火」は、レスリングやボクシングなどでも挑戦と闘争心から自らを興奮させ、挑んでいきます。
射手座は、繁栄するものは何でもOKな星座です。国家の繁栄を韓国に見てみると、韓国は2000年ごろ、Kコンテンツを海外輸出することを掲げました。日本や台湾向けにK POPや冬ソナなどの韓流ドラマが流行り、今では第4世代となりましたが、世界各国に韓国カルチャーは受け入れられています。異なる文化は人々に興味を与え、語学、ファッション、食や様々な文化、旅行や留学へと拡張されていきます。始めはエンタメやカルチャー、その後に教養や文化へと緩やかに「旅」をするように文化の違う人の中に豊かさの恩恵を与えます。射手座の取り掛かりはいつでも文化面からというのが特徴です。