癸亥

占い

癸亥は60干支の最後の干支となり、前の59の全てを経験した存在。
陰陽五行の陰の水にあたる癸は縦に降る雨である。生まれた季節によって夏の恵の雨であるか、土砂降りの雨であるか、または雪かも知れず。

亥は、形骸化された骨を表すことから、何が重要かという精神性や知恵を持ち知的でクールな優しさを持つ世話焼き。人の中にあっては他を優先し優しく穏やかに場を取り持つ。開運の鍵である。

そして亥の蔵干に含まれる要素、壬は、人生の状況を変化させていき、同じところに留まることをせず自然と開かれていく。壬という性質は、海や河川のように横に広がる水、人生の中に波あり、鳴門の渦潮のような求心力に巻き込まれるときもあり。

癸水は、方円の器に従う。つまり環境に左右される。劫財帝王の星である癸亥は、イチかバチかの掛けに出る時もあり、恋愛に一途に突っ走れば注意報が鳴り出す。経験の中から程よい距離感を学び、一定の距離感を作り、まるで自分に寄せ付けない膜を張りつつ出る時は出る。

やはり最後の締めの癸亥は一意の人であり、人生を締めくくる大器晩成型。縦のラインの雨である癸は、個性が際立つ。タモリさん、明石家さんまさん、サザンオールスターズの桑田佳祐さん、女優の松雪泰子さんなど、癸亥の人としては有名。身近な人でも、ちょっと謎めた部分に魅了されるような人が多い。