申・さる

占い

8月の申月、旧暦では夏の名残りを残す秋の始まり。

植物の成長段階で表す申は
樹木に実が実り、収穫する手前の段階になる。

申は申告、申請など、手続きを行うこと、
現状を改まりつつ重ね重ね上官に申し上げる。

象意文字では「呻」、申は苦しみのあまり呻く。
申の象形文字では稲妻、稲光、
伸び縮みしながら走り落ちる威力の荒々しさ、
申は音と関係する。

庚申堂は各地に点在するが、京都八坂庚申堂なども
滞りなく物事が遂行されるため、神の遣いである申。

申は不正を嫌い、情に負けず理性的で明らかな行動をとり、縦社会で生きる。
頭脳派で機転が効き、反面せっかちであるが、実力を発揮するための行動、結果主義。