牡牛座

占い

牡牛座は12星座の2番目、固定の土、女性性、支配星は金星。西洋占星術での牡牛座の時代である(BC4480年頃〜2320年頃まで)4大文明期、人の定住によって物質文明が始まった。ホロスコープの中にある牡牛座は生活の安定のための、そしてその能力のありかや場所を教えてくれる重要な領域である。

スヌーピーの登場人物のライナスは愛着のある毛布を手放さず、すでに自分の分身。牡牛座的は、物質的なものとの繋がりを手放すことを嫌うのです。人間の成長段階の牡牛座は、牡羊座の魂が宿った状態から、ゆっくりとした時間の中、感覚的なものを肉体に取り込んで発達させていく。耳から聴こえる心地良い音に対しての聴覚の発達。色々な五感を通していつしか、母親に抱かれて鏡に映った自分の存在を知り応えるようになる。人は言語化するのが難しい感覚を自ら好み、選別し取り込んでいく。

芸術家の星は牡牛座に入っていることが多いと言われるが、それに限らず。料理研究家、自信を持って作物を育てる農家や、どんな仕事や商売でも、牡牛座のひとつの意味は、人の能力が物質とお金に換算され交換されている。努力と苦労の辛さで疲労困憊して稼ぐことをせず、身体に馴染み努力を努力と思わず生活の中にあり、あるいは環境の狭さの中に育った豊かさのもとである。
テレビでやっている「ポツンと一軒家」、地理的に山奥で学歴的ではない、しかし人並み以上に生きる術を知り地頭が良く器用。長期的に、穏やかに培われた感覚の表現は都会の人から見れば目を見張るような手捌き。生活そのものを維持することが価値、生きる意義。牡牛座はまた変化に断固反撃する力も強い。