シンボル

架け橋という言葉が象徴であるように、今の世界から別の世界への移行。日本なら死者の魂は、現世から来世への移行のために三途の川を渡る。イスラム教では天国へ続く剣のような細い橋に罪のない人だけが渡ることができ、古代中国でも同じように細い橋であるが罪人は汚れた血の川へ落ちてしまうと考えられました。北欧神話では死者以外の人が渡ろうとすると揺れ始める橋。古代ローマでは新しい橋を建設するときはいぐさで作った人形を乙女が投げ込む儀礼が執り行われ、橋は、ある種の新しい世界への通過儀礼通して成し遂げられる重要さのシンボル。吊り橋を渡る夢など見たときは、落ち着きや慎重さ、自己信頼を取り戻すための自己メッセージとなるように思います。