紫微斗数では、
破軍という星がある。
破軍は、好奇心と目的が定まれば、すぐに実行に移したい星。
現状を突破して突き進んで人生が開けていく。
そして天同という星がある。
天同は周囲との調和を大切にして、場を和ませることを優先する。
そして納得してから進む星。
このふたりが同僚だったらどうなるかを想定してみた。
破軍は、
「私、次にやりたいことがある。決めた!もうこの会社はやめる!天同ちゃん、一緒に手伝ってくれる?」
と聞いてきたとしよう。
それに対して天同は、
「う〜ん、わかった、考えとく。」
とその場ではっきり返事をしない。
天同は即答ができない星だ。
そして内心、
一応気持ちは受け止めた。
だけど今、会社も突然2人も辞めたら困るだろうし。
それに破軍ちゃんは本当に辞めるつもり?
本当に実行するのかな。少し様子を見てみよう!
などといろんな側面から考え出すのだ。
そして破軍は、何度聞いても
「もう少し考えてみる」
という天同の煮え切らない言葉に、
「わかった。私は一人で行く。」
と決意を固め、辞表を提出するのだった。
紫微斗数ではそれぞれの星に、強みと弱みが備わっている。
興味深いのは、
「なぜその場所に留まるのか」
「なぜそこを離れようとするのか」という理由まで、
星によって違って見えてくることだ。
破軍は、未来へ向かって動くことで自分の人生を切り開こうとする。
天同は、今ある環境や人との調和を確かめながら、一歩ずつ進もうとする。
どちらが正しいという話ではない。
紫微斗数の面白さは、性格を分類することではなく、
人それぞれの「自然な時間の流れ」を教えてくれるところにあるのかもしれない。

