身強と身弱、そして運

占い

自分自身の存在意義や目的意識が大きい方がいる一方で、自分の存在意識があまりなく、人に歩調を合わせ生きる人もいる。前者はエネルギーに満ち溢れた人で後者は人に巻き込まれながら生きていく。
以前、占いで、私には自分というものがないんです、とおっしゃる若い女性がいて、四柱推命で見てみるとはやはり身弱な人であった。
生まれた時点で身強、身弱、見中という3つのタイプに分かれるが、その考え方に添えば、身弱の人は、徳を詰んだ立派な人を身近に見つけ模範にし、人に流されすぎず、自分の特徴で伸ばせる能力を積み上げていき、人間力を育てれば開運の時期がやってくる。

そもそも自分がないということはフラットであるとも言えるし、人の痛みを身を持って体験する心を育てる時期であるとも言える。身強と身弱の関係はある意味、ドラえもんのジャイアンとのび太のようで、対人関係では権力的で自我がすぎる人と、悲観的で依存的、あるいは自虐的な人は関わるべきではない。

しかし運気というものは時間の流れであることから、身強も身弱も良い時期がいつまでも続くわけではなく、本質的にはエネルギッシュに動ける時期であるということを指している。要するに元気で活動的な時期に目的を持っていれば達成しやすいのだ。身強の人は生まれ持って活動的で、ある意味スポーツ選手のように動けなければ気持ちが悪く、エネルギーを消費して前に進んでいく。私の実体験では、その時期はヨガや、時には早朝から山に登ったりしてエネルギーを消費し、それはそれで働き蜂のように目まぐるしくも楽しい時期であった。疲れよりは爽快感の方が大きく充実感がありました。今俯瞰して思うことはやはり健康が全て。健康維持と体力はどんな時期にも一番、ということをお伝えしたい。