2025年2月3日23時を過ぎて乙巳の年、2024年からの運気が切り替わり、春を分けると書いて春分の日、つまり春が始まる分岐点になります。2024年、甲辰年の世相のブログを読み返してみました。
今後未来に対して、生活に根ざした考えの和して同せずの保守的なリーダーの出現、インフラなどの整備がテーマになってくる、などと記していました。少し書き落とした点は、甲は若さの象徴であること。刷新性には若返りが必要でそのような人材が世に出てくるということです。
一つ例に出せば、石丸慎二前安芸市長の東京都知事選への立候補などは、世間へインパクトとウェーブを起こしました。甲は春や青を意味することから、幾つになっても青春を謳歌しているような、「今」を生きている人に注目が集まります。
年末からのフジテレビ問題にしても、重鎮が悪いわけではなく、今後の未来に向けた若返りへの刷新性、時代に合わないものは外されていく。
インフラの整備としては、地震、異常気象、先日起こった埼玉の下水管の老朽化の問題など、2024年に目的化されたもの、積み残された問題点を2025年は改良していく年となります。辰年は良いことも悪しきことも、今後のことを考えると震撼するような出来事が露呈され、次へ繋げていきます。
2024年の甲は「万物符甲」と伝わりますが、符とはお札のことで、対して2025年の乙は「万物生軋」と伝承されます。
軋は軋轢など、ギシギシと音を立てて何かに引っかかり止まる様子を指しています。あるいは、擦れながら切れることも。
乙は空間を表していて、屈曲しながら捻れる新芽の状態でもありますから、新たな芽が出てきます。それは、庶民感覚、普遍的な人々、同盟的な横の繋がりによって。ちなみに、本日2月2日のニュースでは、カナダの首相は、アメリカの関税上乗せに対抗して、アメリカに25パーセントの関税の、いわゆる報復の発表をしましたが、2025年は。独断性の強さに対し、一人勝ちさせないように、粘り強く絡みついて結果を出していくような状態の年です。
乙の空間に対して巳という時間軸では、人々の動向です。巳は身、実、身を守る、実をつけるなど。そして巳年は「大荒落」、物事が大きく広がって落ちることが挙げられます。ちょっと大きな出来事があるかもしれないのですが、子年に始まったことが収束を迎えることと、(例えばコロナ)新たな始まりがやってきます。乙が庶民的な感覚や庶民的、あるいは蔓草や可憐な花を意味すれば、巳は儀礼的、技芸を表し、芸事、秀でた能力を発揮する人、物などが注目を集めます。つまり大衆に受ける本物志向の人。あるいは使い易い優れた実用品、などに注目することも。
巳は、火の属性を持ちながら時には金に変化します。巳は、慎重で、情熱と鍛錬さをもち、その上で客観的なドライさを持つ干支。ここぞという場面に止まって意識を集め注視します。SNSなど情報を利用して上手く利用していくのも良いですが、しかし安易に情報に流されないことも必要かもしれません。また巳年には、環境の変化がある干支、「申、亥、寅」を持つ人は、動きを伴って変化をする年まわりとなっています。
どなた様も、良い一年になりますように!