空亡は怖くない

占い

空を亡くすと書いて空亡(くうぼう)と読む。一昔の占いブームの頃には大殺界と呼ばれていたものである。
空亡よりもさらに悍ましさが増す大殺界、ですよね。
この呼び名はとても悪い。時々、空亡を怖がるお客様がいらっしゃる。どこかで怖い情報を得たのでしょう。飛ばされた凧のようにはなりませんよ。

職業選択の自由のない時代、学ぶことをさておいて、働かざるもの食うべからずという時代背景であるならまだしも。
少子化、人口減少が待ち受ける日本であっても、世界の国に比べれば個人が選べる選択肢はあるでしょう、と。

空亡というのは理論的に解釈すれば、その時にやってくる天の運気に対して、2年間の間、それまでの10年間の総決算が行われる年、というものです。自分を内観するときですね。12年の間に誰にでもやってくる2年でもありますし、大運空亡という20年のものもあります。私にももう何年かすればやって来ますが、このことを知っているので怖さはありません。いつも真摯に自分と向き合い、人と比べず生きること。その結果がその時期の周囲との関係において自分を内観させ、いづれかに促すことになるでしょう。意外に楽しみでもあります。

さて、話は変わりますが、先日、近所に住む居酒屋の店主に出会いました。すでにおじいちゃん。すっかり大阪では有名人でお忙しく私のことなど存じませんが、マンションに住む私と出くわせばいつも満面の笑顔で挨拶をしてくださいます。人を魅了する笑顔です。とにかくシンプルに、いつも笑顔を誰にでも、という言葉で今日は締めましょう。今日も元気に!