反吟とは、60通りある干支の干が同じで、12の支が6つ離れた真逆の位置にあることを指しています。
吟の意味は歌う時の声の響きから、反吟とは音の響きが正反対の音律を持つ。だから反作用を及ぼすと解釈される。
納音と呼ばれることもあります。
例えば先の総裁選に立候補した小泉進次郎衆議院議員も月日で壬辰、壬戌。
同じ壬が隣接することは兄弟や友人、仲間がいること、しかしやっていることは相違する。
本人の資質は素直で実直、他人や配偶者とは一定の距離を持ち、一人でも行動する人、
秘密主義で仕事を家庭に持ち込まず、の傾向を持つとされています。
ちょっと人から理解されにくい不思議ちゃんですが、表面的には判らず本人は葛藤を持ちます。
反吟を命式に持つ人は、物事が停滞しやすい傾向にあります。
行動面ではアクセルとブレーキを同時に踏むと例えられ、
だからと言って開運しないとかいうものでもなく、この年運が廻ってきた人は、人によっては今まで思いもよらなかったことを始めることも良くあることです。
そしてこれは特別なことではなく、29歳か30歳には、誰もが年柱が反吟する経験をします。
西洋占星術でも同じで、サターンリターンと呼ばれる時でもあるのですが、つまり30歳は一つの節目となります。
社会人として中堅の扉の前に立つような時、このまま継続するべきか、新たな自分のステージを見つけるときか、
これまでのことを省みて思案して、ただ漠然と先の未来を自分でも半ば予測できるような時でしょう。
開運の秘訣、ありますよ。反吟は、反作用に心が動くことなのですから、自ら経験の分析などして、他人や経験を見返してみる良い機会。一つづつ心で納得して進めていくこと。
命式にある人も同じことが言えるのですが、反吟は心が揺れているのですが、心を納めること、だと言われています。