丑月は、１月５、６日どちらに始まり、２月３、４日の節分で終わる。
旧暦では一年の最後、節を分ける節分は鬼を払う。
最も寒い大寒を含み、一年の締め括りの丑の月は辛い。
干支は自然の循環を植物の成長段階で表すが、
丑の段階は、種子が土の中、伸びきらずに絡みつき、
伸び悩みながら成長するさま。
同じような意味を持つ象意文字では「紐」、
締め紐をゆっくりと紐解く作業、
象形文字での丑は、
開くとも閉じるとも付かない広げきらない赤ん坊の右手。
丑は、穏やかで、活発ではない、環境行動範囲は狭く、
知識的でストイック、優しく地味。
困難を物ともせず、何度も繰り返し伝播、継承し、ついには達成する。
