紫微斗数では「太陰」という星がある。
太陰は日常では内面を充実させたい吸収の星、美容にも関係する星とされている。
そして「貪狼」という星もある。
貪狼は遊びを通して内面の欲求を充実させ広げていく。
お母さんが太陰で、子供が貪狼というのはとてもイメージしやすい。
夏休み、お母さんも今日は休日。
貪狼の子供は、友達の家に遊びに行っている。
やれやれ、今日はゆっくりと一人の時間を楽しめる。
そしてパックをしながら一息ついたころ、
勢いよくバタンと玄関ドアが開く。
子供が友人を連れて帰ってきたのだ。
「みんなでゲームしよう!」
「このお菓子美味しい!」
「今度キャンプ行こう!」
家の中はあっという間に散らかり、賑やかな空気に包まれる。
そして貪狼の子はまた言うのだ。
「お母さん、まだ何か食べるものある?」
悪気は全くない。けれど貪狼にとってはそれが楽しい1日なのだ。
太陰と貪狼が心地良いと感じる世界は違う。
ゆっくりした時間で回復したい太陰と、経験を通して世界を広げる貪狼。
太陰のお母さんは子供が嫌いなわけではない。
子供の持つ自由さに振り回されて疲れ、イライラしてしまうのだ。
ああ、今日の休日は終わった。と心の中で呟きながら。
太陰は静かな時間の中で自分を満たす。
貪狼は人との関わりや新しい経験の中で自分を満たす。
同じ「満たされたい」という欲求でも、その方法がまったく違うのである。
