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	<title>思索 | 占い師　yuzukiのブログ</title>
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		<title>遠い時間軸</title>
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		<dc:creator><![CDATA[yuzuki]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 13 May 2026 15:19:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[思索]]></category>
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					<description><![CDATA[今日は父の誕生日で、実家に帰っていた。 家族で食事をして、妹が駅まで車で送ってくれた。 そして妹は、閑静な住宅地へ車を走らせて行った。 １５分弱、電車を待った。 母が持たせた庭のローズマリーの枝が香っていた。 私は、当時 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今日は父の誕生日で、実家に帰っていた。<br />
家族で食事をして、妹が駅まで車で送ってくれた。<br />
そして妹は、閑静な住宅地へ車を走らせて行った。</p>
<p>１５分弱、電車を待った。<br />
母が持たせた庭のローズマリーの枝が香っていた。</p>
<p>私は、当時長崎に転勤した娘のところに、通ったことを思い出した。<br />
坂が多い長崎の街では、路面電車が人の足になっていた。<br />
路面電車のことを「電車」、電車のことを「汽車」という文化圏には、隣の国に来たような錯覚を覚えた。</p>
<p>電車の中では休日の家族が何組も乗り合わせ、その空気感から誰かの、特別な一日の気配が漂っていた。<br />
長崎湾を望む稲佐山の風景にはいつまでも佇んていたいと思い、稲佐山にある温泉施設でのんびり過ごした。<br />
湯上がりの子供が駆け回り、肝の据わった母親が叱っていた。</p>
<p>そんな光景に、私はどこかホッとしていた。<br />
戦後のビルがまだ残る街並み、眼鏡橋の風景、薄暗い路地を入った先の蕎麦屋の店主、忘れられない記憶が蘇る。</p>
<p>そこにはまだ、昭和の時間が残っている気がした。</p>
<p>ただ、娘が勤務日の留守番には、まったりとした空気が部屋に流れ込み、<br />
汽笛の音や海鳥の鳴き声に、私は眠たくなった。</p>
<p>息子のいる東京にも、私は何度も出かけた。<br />
皇居を中心に整然と広がるビル群と街並み。</p>
<p>東京タワーから見る夜景に、私も東京に生まれたかったな、と思いを募らせた。<br />
虎ノ門を通り東京タワーまでの距離を歩き、時には赤坂から六本木ヒルズへ歩く。</p>
<p>どこに行っても緑と共にある洗練された街並みを、私は散歩していた。<br />
反対に雑然とした新宿の街並みは苦手で、電車の圧迫感には今も慣れることが出来ない。</p>
<p>今、私がいる場所は大阪。<br />
夜の飲み屋街の活気は、どことも似つかないディープな存在感を放っている。<br />
昼間は「ビック・イシュー」を売るおじさんがいる駅に住み、表紙をチラリと見て通り過ぎる。</p>
<p>そんな光景の街に、母や妹が時にはやってくる。<br />
そして私は、遠い時間軸から来た二人を、いつも感傷的に見送っている。</p>
<p>長崎にノスタルジックを感じ、コンテンポラリーという言葉そのものである東京に刺激を感じる。</p>
<p>でも、ベクトルは「ここ」しか、示していない。</p>
<p>私はなんとも言えない複雑な、気持ちになった。</p>
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